自転車の種類について(2)ロードバイク編
ロードバイクとは
基礎編では
スポーツバイクをおおまかに分類しました。
今回は「ロードバイク」について
少しくわしく見ていくことにします。
仕様で見るロードバイクの特徴
スポーツバイクの中で
① 700cのホイール
② ドロップハンドル
③ キャリパーブレーキ(最近ではディスクブレーキのものも)
の仕様となっているものが「ロードバイク」です。
フレームの素材や形状
デュアルコントロールレバーかどうか
ギヤの枚数やレシオ
タイヤの太さなどは
「ロードバイク」の範疇での細かな差異だと考えてください。
ホイールサイズが650cのものもありますが
一般的ではないのでここでは除外します。
また「ミニベロロード」は「ミニベロ」に分類することにします。
用途で見るロードバイクの特徴
ロードバイクは公道(舗装路)最速の自転車です。
遠くまで速く楽に走れます。
そういった意味で「自転車」に乗ることの気持ちよさを
一番感じることができるといえるでしょう。
また形もシンプルでほれぼれするものがあります。
レースやイベントなどに参加しようと考えるならロードバイクですね。
反面、装備と服装が制限されポジションもタイトなので
通勤や街乗りに使うには割り切りと工夫が求められます。
具体的に見てみると
【メリット】
①ドロップハンドルはスポーツライドに有利。
・ポジションが変えられ上体がこわばりにくい。
・登り坂で力を加えやすい。
・空気抵抗を減らせる。(自転車の走行抵抗のほとんどは空気抵抗です)
②タイヤが細めで路面抵抗が少ない。
③軽い=速い
④カッコいい
【デメリット】
①フーデットレバー(ブレーキレバー)は街乗りには扱いづらい。
②ドロップバーは低速ではやや安定に欠ける。
③軽い自転車はフレームの扱いに気を遣う。
(カーボンはもちろんアルミでもパイプの薄いものは駐輪場には置きづらい)
④キャリパーブレーキはやや効きが弱め。
そして
⑤カッコいい
なんで「カッコいい」のがデメリットなの?と思いますか。
これは街乗りや通勤・通学に使う場合についてのデメリットです。
「カッコいい」バイクは盗まれやすい(高価ならなおのこと)はもちろんですが
それ以上に
「カッコいい」故にアクセサリーを付けづらい
アクセサリー類のチョイスに気を遣う
というのが
ロードバイクが通勤に使いづらい最大の理由だと私は思います。
たとえば
スタンドはカッコ悪いので付けないとすると
駐輪は立てかけられるところでないといけないし
フレームが傷つかないように気を遣う必要が出てきます。
実はこんなところが細々出てくるのです。
反面、そういったことを工夫したり
よりかっこよく見えるグッズ選びをしたりするのも
楽しみの一つではあるんですけれど。
では、今回はこのくらいにして
「ロードバイク」にどんなものがあるか
通学に使うためのちょっとしたコツ
などについては今後説明していきたいと思います。
自転車の種類について(1)基本編
ここからはスポーツバイクの種類について紹介していきます。
実は「スポーツバイク」という用語は一般的な会話に出てくることはないのですが
ここではママチャリと区別する意味でとりあえずそう呼んでおきます。
スポーツバイクの種類
大きく分けて4種類あります。
(1)ロードバイク
・700c(ホイール直径)×23cまたは25c(タイヤ幅)
・ドロップハンドル
・キャリパーブレーキまたはディスクブレーキ
(2)クロスバイク
・700c×25c~32c
・バー(フラット)ハンドル
・Vブレーキまたはディスクブレーキ
(3)マウンテンバイク(MTB)
・27.5(または29、26)×1.5~1.9
・フラット
・ディスクブレーキまたはVブレーキ
(4)ミニベロ
・16~24くらい
・ドロップもフラットもあり
・Vブレーキまたはキャリパーブレーキ
スポーツバイクを分類するならば
基本的にはこのような感じになると思います。
実際には種類も規格もたくさんあって
(ピストなどという言葉もご存じかもしれませんね)
境界も曖昧なところがあります。
それぞれの特徴や選び方などについては
次回以降詳しく紹介します。
自転車のよいところ。
さて、皆さんはどうして自転車を始めてみようと思ったのでしょうか。
ダイエットのため?エコだから?ロードバイクのデザインに惚れて?
きっかけなんて何でもいいと思います。
自転車に乗るのはそれだけで間違いなくすてきなことだから。
でもこれからの自転車生活への期待感をもっともっとふくらませて、
ずっと自転車を楽しんでいけるように、
もういちど自転車のよいところをおさらいしておきましょう。
自転車は効果的に有酸素運動ができるスポーツです。
自転車はいわゆる運動神経はあまり関係のないスポーツです。
自転車は体にあまり負担がかからないスポーツです。
自転車は爽快な旅も楽しむことができます。
自転車は乗るだけでなくいじる楽しみもあります。
自転車は一人の時間を与えてくれます。
自転車は見ているだけでも楽しい乗り物です。
思いつくままにあげてみましたが
始めるにあたって
全てを網羅しようと考える必要はまったくありません。
自分が楽しいと思えるところをおもいきり楽しめば
それでいいんです。
気負わずに近くの公園に行くところから
はじめて見ましょう。
さあ、自転車をはじめよう!
自転車に乗ってみたい!そう思った日が始めどきです。
きっかけなんてどうでもいい。
自転車を買って少し遠出をしてみると、きっと始めてよかったなあと思うはずです。
だけど私たちOVER50sにとって、一から新しいことを始めるのはちょっぴり勇気がいることですね。
しかも自転車のような知識や技術が高めに要求されそうなものには。
「50歳から始める!趣味の自転車生活」は、そんなOver50sに、安心して自転車の気持ちよさが味わってもらえるお手伝いをします。
それではこれから、皆さんが思いのままに自転車生活を楽しめるようになる日まで、どうぞよろしくお願いします。
自転車のある生活へ、ようこそ。
Over50のロードバイク乗り黒森華之介が、これからロードバイクにのってみよっかなぁってお考えの皆様の、心の支えになれるといいなぁ、てな気持ちで綴ります。気軽に寄ってってください。
Contents
9 ロードバイクを買う(2)ロードバイクの選び方 ①フレーム
10 ロードバイクを買う(2)ロードバイクの選び方 ②コンポーネント