50歳から始める!ロードバイク入門!!

人生100年時代。始めるのに遅いことなんか何もない。たとえばロードバイクだって。今日から一緒にロードバイクのある生活を始めましょう。

ロードバイクを買う(2)ロードバイクの選び方 ①フレームの特徴

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いよいよロードバイクを購入しようと決心したとき

お店の方に相談する時に

(まして通販で購入しようと考えているときにはなおさら)

事前の情報として持っておいたほうが良い視点がいくつかあります。

 

ここではロードバイクの性格を決める「フレーム」の特徴から

その視点について見ていきたいと思います。

 

「フレーム」は自転車そのもの

例えば

ビアンキのオルトレに乗っています」とか

「トレックのエモンダに乗っています」とかいうとき

何をもってオルトレやエモンダだといえるのでしょうか。

 

それは「フレーム」です。

ロードバイクはパーツを交換することで

性能を維持したり向上させたりすることができますが

そのパーツで自転車の名前が決まることはありません。

ディレーラーをULTEGRAからDURA ACEに変えても

オルトレはオルトレです。

 

しかしオルトレのフレームをエモンダのものに取り替えたら

もうその自転車はオルトレではありません。エモンダです。

 

このようにフレームはその自転車そのものであり

その自転車の特徴を決定づけるものといえます。

 

ですからロードバイクを選ぶときには

まずフレームの特徴について心得ておく必要があります。

 

フレームの特徴は大きく

(1)用途(形状)

(2)素材 

 の2点に表れます。

以下それについて述べていきます。

 

1 用途(形状)による分類

ロードバイク」はその用途(形状)から大きく次の3タイプに分類されます。

(1)エアロロード

(2)エンデュランス

(3)ヒルクライム

(1)エアロロード

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 エアロロードは主に平坦路を速く走るためのモデルです。

 翼断面形状が強く、フレームパイプが平べったく見えます。

 またシートポスト(サドルとフレームをつないでいる部分)やハンドルバーに

 エアロ形状(扁平)のものが使われることが多いです。

 平坦路の走行性を重視しているためトライアスロンに用いられることも多いです。

 さらに平坦路の高速性能を突き詰めたタイムトライアルバイクもありますが

 エアロロードの方が汎用性は高く

 プロレースなどではこれで山岳を走る選手もいます。

(2)エンデュランス

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 長距離や荒れた路面での効率を上げるために

 振動吸収性能を強化したバイクです。

 ポジションも若干立ち気味に設計してあることが多く

 ツーリングや通勤にも向いています。

 路面の追従性の良さと体をいたわることができるため

 このタイプをメインの機材としてレースを戦う選手もいます。

(3)ヒルクライム
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 分類上わかりやすく「ヒルクライム」モデルとしましたが

 実質はオールラウンドモデルです。

 上記2機種よりさらに軽量化されているため登坂に強いのが特徴です。

 軽量化はロードバイクの最大のスペックアップですので

 レースではメインバイクとして使われることが多いのです。

 

 どのタイプをフラッグシップにするかはメーカーの考え方で異なります。

 最近ではそれぞれのタイプに旗艦となるモデルを用意するメーカーも多いようです。

 

2 フレーム素材による分類

 ロードバイクのフレームとして使われる主な素材には次の3つが挙げられます。

 (1)カーボン

 (2)アルミ

 (3)クロモリ

(1)カーボン

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   近年のレースバイクの主力はカーボンバイクです。

 軽量で剛性の高いフレームを作りやすいことがその理由です。

 値段が高いのと取り扱いに気を遣うのがデメリットです。

 通勤や街乗りでそこら辺に止めておくのはやっぱり心配です。

(2)アルミ

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 15年くらい前まではレースバイクの主力でした。

 カーボン同様、軽量で剛性の高いバイクを作れますが

 カーボンよりはやや重くなり

 剛性の調整が難しいことから

(リヤステーやフロントフォークをカーボンにするのが主流になった)

 主役をカーボンに譲りました。

 しかし価格が安く

 低~中価格帯のロードバイクでは現在でも主力ですし

 しなやかさを出すための設計技術の向上や軽量化により

 レースバイクとしての復権がみられるようになってきました。

 エントリーバイクとしては一押しです。

(3)クロモリ

 

 

 いわゆる「鉄」素材です。

 実はロードバイクの鉄素材はクロモリ以外にも

 いろいろな合金がつかわれているのですが

 一番耳にするのがこのクロームモリブデン鋼だと思います。

 剛性を持ちながらもしなやかでショックの吸収がよく

 体に優しいと言われます。

 他の素材に比べると重いためレースの一線からは引いていますが

 ツーリングやロングライドにはむしろ扱いやすいと思います。

 また細身のパイプや接合するラグの形状の美しさから

 趣味バイクとしての地位は別格です。

 そういうわけで価格も高止まり傾向ですが

 日本のPanasonicを始め普段使いしやすいクロモリバイクを

 製造しているメーカーもあり

 そういう自転車は鉄素材の丈夫さから

 通勤や街乗りに気遣いなく使える頼もしい相棒となります

 3 まとめ(特徴を踏まえた上での選び方)

 

 (1)「1用途(形状)による分類」から

  自身の用途(乗り方)の傾向がはっきりしている方は

  それに対応したモデルを選択することになります。

  

  これからどんな乗り方になるかよくわからない場合には

  「エンデュランス」モデルか「ヒルクライム」モデルを選ぶとよいでしょう。

  実際にはメーカーや車種によって

  重量や乗り心地の基準はまちまちで

  乗ってみると明確な差が感じられないことも多いので

  最終的にはデザインとお値段で決めてもよいと思います。

  

  そういった意味ではデザインが好きな方は

  「エアロロード」の選択もありだと思います。

 (2)「素材による分類」から

  街乗りにも通勤にも積極的に使いたいという方は

  「アルミ」か「クロモリ」のバイクが向いていると思います。

  駐輪していてダメージを受けやすいのはカーボンだからです。

  ただアルミやクロモリでも極薄パイプを使用した超軽量モデルでは

  やはりダメージを受けやすいのは変わらないのですが。

 

  ですから日常的にガンガン使いたい方は

  むしろ低価格帯のバイクの方が幸せ感が高いかもしれません。

 

  ロードバイクは週末のサイクリングやトレーニングにしか使わない

  という方は軽量な「カーボン」バイクを選ぶとよいでしょう。

  「軽さ」はロードバイクに乗る快感を感じる最も大きな要素です。

  

  カーボンバイクの値段が気になる場合には

  「アルミ」でも軽量さの恩恵は十分に享受できますし

  最新のアルミバイクは剛性がコントロールされ

  かつてのような体にくるガチガチ感は消されているようです。

 

さて欲しいバイクの方向性が何となく見えてきたら

各メーカーのHPで具体的な自転車を検討してみてみましょう。

ロードバイクメーカーついては下の記事を参考にしてみてください。

over50roadbikers.hatenablog.com

 

 少しでもロードバイク選びの参考になれば幸いです。

 ご質問がございましたら下のコメント欄から遠慮なくどうぞ。

 

ホームはこちら。

over50roadbikers.hatenablog.com