自転車の種類について(4)MTB(マウンテンバイク)編
MTBにも興味があるという方も多いかも知れません。
今回はMTBについて一般的な特徴を書いてみたいと思います。
仕様で見るMTBの特徴
スポーツバイクの中で
①27.5inchまたは29inchのホイール
(古くは、もしくは今でも廉価なものには26inchのものも)
②フラットハンドル
③ディスクブレーキまたはVブレーキ
という仕様となっているのものが「MTB(マウンテンバイク)」です。
フレームの形状や素材
前後サスペンションの有無
ギヤの枚数やレシオ
タイヤの太さなどは
「MTB」の範疇での差異と考えて下さい。
楽しもうとするフィールドや方法でかなり大きく仕様が異なりますので
「細かな差異」というわけにはいきません。
今回はロードやクロスとの対比を目的に
大括りに「MTB」について述べようと思います。
用途に見るMTBの特徴
MTBはその名の通り
山で遊ぶために作られた自転車です。
土や泥、ガレ場といった未舗装路
段差の多いフィールドをクリアするために
頑丈なフレームに太いでこぼこしたタイヤ
軽いギア、サスペンションなどが装備されています。
ロードバイクで砂利道や草地に踏み込んだ場合
平坦路でも
タイヤが滑り
ハンドルが不安定になり
とても走っていられる状態ではありません。
土手の斜面を登ることなどできないでしょう。
MTBはそういう状況を軽々こなせる自転車です。
反面
舗装路をスピードを上げて走るには向きません。
①重い(ママチャリよりは軽いですが)
②タイヤが太くごつごつしていて走行抵抗が大きい
③悪路で安定させるためのポジションなので高速長距離は厳しい。
まとめ
MTBの特別なビジュアルが好みという方も多いと思いますが
ご自分の乗り方を思い描いて
未舗装路で楽しもうという明確な目的が見出せない場合は
未舗装路のフィールドを見つけるのは意外と大変です。
細いスリックタイヤに交換するなどして
街乗り仕様にすることもできますが
コストや乗りやすさでクロスの方が有利です。
とはいえ
最終的には「気に入った自転車に乗る」が基本ですけれど。