50歳から始める!ロードバイク入門!!

人生100年時代。始めるのに遅いことなんか何もない。たとえばロードバイクだって。今日から一緒にロードバイクのある生活を始めましょう。

ロードバイクを買う(2)ロードバイクの選び方 ③パーツ(コンポーネント以外)について

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コンポーネント以外のパーツは

ハンドルバー

サドル

ホイール

など

自転車の部品として真っ先に思い浮かびそうな

大物揃いです。

 

ロードバイクを選択する際に

これらについてはどのように考えればよいのでしょう。

 

コンポーネント以外のパーツの選択について】

ずばり結論から。

これらについては何も気にする必要はありません。

 

これら大物パーツについて

何も気にする必要はないというのは

意外に感じるかもしれませんが

 

完成車でロードバイクを購入しようと考える場合

フレームのグレードとコンポーネントのグレードで

他のパーツのグレードもおおよそ決まっており

メーカーによって極端にグレードの上下はありません。

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言い方を変えれば

フレームやコンポのグレードを大幅に超えるものがついていることはありません。

 

したがって

将来本格的にレースに参加したり

走行性能にこだわりが出てきたときには

おそらく交換することになると思います。

特にホイールについては

より軽く回転効率のよいものを求めたくなるかもしれません。

 

もちろんデフォルトでついているパーツでも

ただのんびりとサイクリングを楽しみたいという場合に

不足を感じることはほとんどないと思います。

 

中でもハンドルやサドルは相性を細かく気にする人がいる反面

自転車の性能に直接関わる訳ではないので

サイズ以外どうでもよいと考える人も多いようです。

 

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まとめ

 

ロードバイク

①フレームのメーカーとグレード

コンポーネントのグレード

をご予算と相談して選択していきましょう。

 

注:高級ロードバイクになると高性能で高価なホイールがついてきます。

  その際にはホイールの差を選択の条件にする場合も出てくると思います。

 

ホイールやハンドルバー、サドルなどについては

今後それぞれ詳しく書いてみたいと思います。

 

 あわせて読んでね

over50roadbikers.hatenablog.com

ホームはこちら

over50roadbikers.hatenablog.com

ロードバイクを買う(2)ロードバイクの選び方 ②コンポーネント

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前回

 

「自転車=フレーム」

 

つまり

「何に乗ってるの?」の「何」はフレームで決まり

その他のパーツは(フロントフォークさえも)交換可能で

交換しても「何」は変わらない

 

と書きました。 over50roadbikers.hatenablog.com

 

でも

自転車の性能はパーツによって大きく変わります。

 

消耗品(ブレーキパッドやタイヤ、バーテープなど)以外は

そう頻繁に交換するものでもありませんし

限られた予算の中で選択するのですから

ベターなものを選んでいきたいのは当然のことですよね。

 

(1)ロードバイクコンポーネントのメーカー

 

 

コンポーネント」とはフレーム・フォーク以外の部品の中で

ハンドルバー、ステム、サドル、シートポスト、ホイール(含タイヤ、チューブ)

を除いたパーツのことを言います。

 

ロードバイクのパーツは

同一シリーズ内のパーツのみを組み合わせることで

性能を最大限に発揮させるコンポーネント(グループセットとも)

という考え方で設計されています。

(仮に基本的な工業規格が同じでも混用が推奨されない)

 

そしてロードバイクコンポーネントを製造しているのは

SHIMANOシマノ)、Campagnolo(カンパニョーロ)、SRAM(スラム)

の3社です。

 

そして

これからロードバイクを始めようという方が

購入の候補にあげるロードバイクには

シマノコンポーネントが使われていることが多いと思います。

 

こだわりを持つようになると当然好みも出てきますが

整備や互換の面から

はじめはシマノを中心に考えてよいと思います。

 

(2)シマノロードバイクコンポーネントのグレード

 

シマノのロードコンポーネントは上位機種から

 ・DURA-ACEデュラエース

 ・ULTEGRAアルテグラ

 ・105(イチマルゴ)

 ・TIAGRA(ティアグラ)

 ・SORA(ソラ)

 ・CLARISクラリス

 ・Tourney (ターニー)

となっています。

 

(3)コンポーネントの選択

コンポーネント選択の視点をあげていきます。

 

①「DURA-ACE」「ULTEGRA」「105」は11速仕様です。

 本格的にロードバイクを楽しむ人のバイクには

 これらが使われていることが多いので

 例えば

 ・レース・イベントなどを想定している。

 ・ホイールの貸し借りをしたい。

 ・ロングツーリングでパーツの融通を想定している。

 ・パーツをグレードアップしていきたい。

 ・自転車を買い増したときに互換性を保ちたい。

 という場合には105以上を選択しておく方がいいかもしれません。

 

②「DURA-ACE」「ULTEGRA」「105」の中でどれを選択すべきか

 

 これはもうご予算次第でどうぞ。

 

 重量差や性能差はありますが

 プリミティブなロードバイクの快感は「105」で十分以上に得られます。

 「105」でレース参戦する方も結構います。

 

 また初心者で「DURA-ACE」仕様のバイクに乗ってても

 生意気って目で見られないのはOver50のよいところ。

 

 一般的にはULTEGRAが落としどころかな

 というわけで私はULTEGRAを使っています。

 完全に猫に小判ですが。

 

③そんなに予算組めないという場合には

 

 「プリミティブなロードバイクの快感」は

 105以下のパーツでも十分に得られる

 と私は考えています。

 

 要はどう使うかですが

 ①で挙げたような例以外の使い方であれば

 互換性もさほど気にする必要はないと思います。

 ママチャリに乗っていてパーツの互換は気にしませんよね。

 

 現行の「TIAGRA」「SORA」「CLARIS」は

 デザインも上位機種との統一が図られていて

 十分にロードバイクらしさを味わえます。

 

 TIAGRAなら性能的には105と遜色がないと言う方もいます。

 

 ただし、それぞれ

 10速・9速・8速・7速の仕様で

 互いはもとより上位機種との互換がありませんので

 注意が必要です。

 

 「ターニー」はエントリーグレードのクロスバイク用と

 考えた方がいいかもしれません。

 

ホームはこちら

over50roadbikers.hatenablog.com

 

 

ロードバイクを買う(2)ロードバイクの選び方 ①フレームの特徴

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いよいよロードバイクを購入しようと決心したとき

お店の方に相談する時に

(まして通販で購入しようと考えているときにはなおさら)

事前の情報として持っておいたほうが良い視点がいくつかあります。

 

ここではロードバイクの性格を決める「フレーム」の特徴から

その視点について見ていきたいと思います。

 

「フレーム」は自転車そのもの

例えば

ビアンキのオルトレに乗っています」とか

「トレックのエモンダに乗っています」とかいうとき

何をもってオルトレやエモンダだといえるのでしょうか。

 

それは「フレーム」です。

ロードバイクはパーツを交換することで

性能を維持したり向上させたりすることができますが

そのパーツで自転車の名前が決まることはありません。

ディレーラーをULTEGRAからDURA ACEに変えても

オルトレはオルトレです。

 

しかしオルトレのフレームをエモンダのものに取り替えたら

もうその自転車はオルトレではありません。エモンダです。

 

このようにフレームはその自転車そのものであり

その自転車の特徴を決定づけるものといえます。

 

ですからロードバイクを選ぶときには

まずフレームの特徴について心得ておく必要があります。

 

フレームの特徴は大きく

(1)用途(形状)

(2)素材 

 の2点に表れます。

以下それについて述べていきます。

 

1 用途(形状)による分類

ロードバイク」はその用途(形状)から大きく次の3タイプに分類されます。

(1)エアロロード

(2)エンデュランス

(3)ヒルクライム

(1)エアロロード

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 エアロロードは主に平坦路を速く走るためのモデルです。

 翼断面形状が強く、フレームパイプが平べったく見えます。

 またシートポスト(サドルとフレームをつないでいる部分)やハンドルバーに

 エアロ形状(扁平)のものが使われることが多いです。

 平坦路の走行性を重視しているためトライアスロンに用いられることも多いです。

 さらに平坦路の高速性能を突き詰めたタイムトライアルバイクもありますが

 エアロロードの方が汎用性は高く

 プロレースなどではこれで山岳を走る選手もいます。

(2)エンデュランス

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 長距離や荒れた路面での効率を上げるために

 振動吸収性能を強化したバイクです。

 ポジションも若干立ち気味に設計してあることが多く

 ツーリングや通勤にも向いています。

 路面の追従性の良さと体をいたわることができるため

 このタイプをメインの機材としてレースを戦う選手もいます。

(3)ヒルクライム
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 分類上わかりやすく「ヒルクライム」モデルとしましたが

 実質はオールラウンドモデルです。

 上記2機種よりさらに軽量化されているため登坂に強いのが特徴です。

 軽量化はロードバイクの最大のスペックアップですので

 レースではメインバイクとして使われることが多いのです。

 

 どのタイプをフラッグシップにするかはメーカーの考え方で異なります。

 最近ではそれぞれのタイプに旗艦となるモデルを用意するメーカーも多いようです。

 

2 フレーム素材による分類

 ロードバイクのフレームとして使われる主な素材には次の3つが挙げられます。

 (1)カーボン

 (2)アルミ

 (3)クロモリ

(1)カーボン

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   近年のレースバイクの主力はカーボンバイクです。

 軽量で剛性の高いフレームを作りやすいことがその理由です。

 値段が高いのと取り扱いに気を遣うのがデメリットです。

 通勤や街乗りでそこら辺に止めておくのはやっぱり心配です。

(2)アルミ

CADD12 105, elite bike, road bike, cannondale, shimano, aluminum, bicycle

 

 15年くらい前まではレースバイクの主力でした。

 カーボン同様、軽量で剛性の高いバイクを作れますが

 カーボンよりはやや重くなり

 剛性の調整が難しいことから

(リヤステーやフロントフォークをカーボンにするのが主流になった)

 主役をカーボンに譲りました。

 しかし価格が安く

 低~中価格帯のロードバイクでは現在でも主力ですし

 しなやかさを出すための設計技術の向上や軽量化により

 レースバイクとしての復権がみられるようになってきました。

 エントリーバイクとしては一押しです。

(3)クロモリ

 

 

 いわゆる「鉄」素材です。

 実はロードバイクの鉄素材はクロモリ以外にも

 いろいろな合金がつかわれているのですが

 一番耳にするのがこのクロームモリブデン鋼だと思います。

 剛性を持ちながらもしなやかでショックの吸収がよく

 体に優しいと言われます。

 他の素材に比べると重いためレースの一線からは引いていますが

 ツーリングやロングライドにはむしろ扱いやすいと思います。

 また細身のパイプや接合するラグの形状の美しさから

 趣味バイクとしての地位は別格です。

 そういうわけで価格も高止まり傾向ですが

 日本のPanasonicを始め普段使いしやすいクロモリバイクを

 製造しているメーカーもあり

 そういう自転車は鉄素材の丈夫さから

 通勤や街乗りに気遣いなく使える頼もしい相棒となります

 3 まとめ(特徴を踏まえた上での選び方)

 

 (1)「1用途(形状)による分類」から

  自身の用途(乗り方)の傾向がはっきりしている方は

  それに対応したモデルを選択することになります。

  

  これからどんな乗り方になるかよくわからない場合には

  「エンデュランス」モデルか「ヒルクライム」モデルを選ぶとよいでしょう。

  実際にはメーカーや車種によって

  重量や乗り心地の基準はまちまちで

  乗ってみると明確な差が感じられないことも多いので

  最終的にはデザインとお値段で決めてもよいと思います。

  

  そういった意味ではデザインが好きな方は

  「エアロロード」の選択もありだと思います。

 (2)「素材による分類」から

  街乗りにも通勤にも積極的に使いたいという方は

  「アルミ」か「クロモリ」のバイクが向いていると思います。

  駐輪していてダメージを受けやすいのはカーボンだからです。

  ただアルミやクロモリでも極薄パイプを使用した超軽量モデルでは

  やはりダメージを受けやすいのは変わらないのですが。

 

  ですから日常的にガンガン使いたい方は

  むしろ低価格帯のバイクの方が幸せ感が高いかもしれません。

 

  ロードバイクは週末のサイクリングやトレーニングにしか使わない

  という方は軽量な「カーボン」バイクを選ぶとよいでしょう。

  「軽さ」はロードバイクに乗る快感を感じる最も大きな要素です。

  

  カーボンバイクの値段が気になる場合には

  「アルミ」でも軽量さの恩恵は十分に享受できますし

  最新のアルミバイクは剛性がコントロールされ

  かつてのような体にくるガチガチ感は消されているようです。

 

さて欲しいバイクの方向性が何となく見えてきたら

各メーカーのHPで具体的な自転車を検討してみてみましょう。

ロードバイクメーカーついては下の記事を参考にしてみてください。

over50roadbikers.hatenablog.com

 

 少しでもロードバイク選びの参考になれば幸いです。

 ご質問がございましたら下のコメント欄から遠慮なくどうぞ。

 

ホームはこちら。

over50roadbikers.hatenablog.com

  

  

自転車の種類について(5)ミニベロ編

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本格的なサイクリストを目指しているわけではないけれど

ママチャリ・パパチャリじゃなくて

もう少しスポーティーな自転車に乗りたい

という方は

「ミニベロ」に興味をもっているかもしれません。

 

そこで、今回は「ミニベロ」について解説してみたいと思います。

仕様に見るミニベロの特徴

「(ママチャリ・子供車ではない)20インチ以下のホイールの自転車」

これが「ミニベロ」のすべてです。

「小径車」とも呼ばれます。

 

ロードバイクを小径化したような

ドロップハンドル、デュアルコントロールレバーキャリパーブレーキのものも

クロスバイクをを小径化したようなものも

 

ツーリング車を小径化したような

ワイドタイヤ、革サドル、カンチレバーブレーキのものも

 

シングルギヤのものも

折りたたみも

 

19800円のものも

 

”お城製モールトン”みたいな100万円超のものも

 「AM-GT Mk.3」の画像検索結果

 

みんな「ミニベロ」です。

これらは不思議なことにロードバイクとかクロスバイク

という分類をしません。

(「ミニベロロード」とかいう時もありますが、一括りで「ミニベロ」という方が圧倒的に多いようです。)

用途に見るミニベロの特徴

見た目もオシャレで

取り回しのよいミニベロは

大きな(700c)ホイールのロードバイククロスバイクは「ガチ」過ぎて。

という方に人気のようです。

 

【メリット】

 ①おしゃれ

 ②小回りがきく

 ③ストップアンドゴーに有利

 

小さいホイールサイズがかわいさを演出したり

反対に前三角の作り出す空間の大きさが

クラシカルなレーシーさを醸し出したりと

絵になるバイクです。

 

またホイールサイズが小さいということは

慣性が小さくなってこぎ出しが軽く

信号の多い街乗りでは

ロードバイククロスバイクより楽だといえます。

 

【デメリット】

 ①意外に小さくも軽くもない

 ②長距離には不向き

 ③オシャレだけに…

 

ミニベロという名前と写真で見る印象から

「小さくて軽い」というイメージを抱きがちですが

フレームの大きさはほぼ変わらず

ホイールの大きさ分、前後に短い程度です。

また重さも全体的にロードバイクの方が軽いです。

 

こぎ出しが軽い反面スピードがのりません。

ロードバイクと同じ回転数で同じ速度を出すためには

かなり大きめの前ギヤが必要です。

慣性が小さいので脚を止めると減速するのがはやいです。

タイヤの減りも早いです。

 

そして最大の難関は「オシャレ」。

ほかの自転車に比べ着るものが遙かに難しいと思います。

たとえばロードやクロスはジャージ(レーサージャージではなく普通の)でも

なんとか見られますが

ミニベロはちょっと無理。

 

また時々サドルが低いミニベロに乗っている方を見かけますが

それもバツ

ポジションにも普通の自転車以上に気を遣うと思います。

 

【まとめ】

ミニベロは一見手軽そうに見えるのですが

実は自転車選びから

ファッション

乗り方にまで高いセンスを要求されます(と思います)。

 

またロングライドイベントやレースにも特別な配慮が必要です。

(走行性能だけでなく規則やチューブ・タイヤの融通などで)

 

ですから自転車のことがよくわかってきて

はっきりしたビジョンが見えてきてから手を出すべきかな

と思います。

 

もちろん「自分の気に入った自転車を選ぶ」というのが第一義ですから

惚れ込んだ一台があれば

それを買っちゃうべきなのは間違いありません。

 

ミニベロについても

今後機会を作って書いてみたいと考えています。

 

over50roadbikers.hatenablog.com

ロードバイクを買う(1)ブランドイメージ

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ロードバイクを購入する際

デザインやカラー、仕様や値段もさることながら

メーカーのブランドイメージというのも

大切ですよね。

 

ネットで買ってみたら全くの無名メーカーだったとか

自転車店で販売に力を入れてるメーカーばかりを勧められたとか

 

高い買い物ですし

相棒としてずっとつきあっていくものですから

十分納得して手に入れたいものです。

 

雑誌やネット、口コミや専門店などで

十分情報を仕入れて

自転車選びを楽しんでいただきたいと思いますが

 

そのとっかかりとして

ロードバイクメーカーのイメージを

紹介してみたいと思います。

 

(1)いわゆる「ロードバイク」のイメージが確立しているもののみを取り上げます。

   量販店やネットで扱われている「ロードバイク的」なものは扱いません。

 

(2)あくまで個人的な印象のフィルターで分類しますので客観性は保証できませんが

   一定の目安にはしていただけるのではないかと思います。

 

メジャー&ポピュラー

車で言えばTOYOTA,VW,FORDな感じでしょうか。

 

TREK(トレック)

SPECIALIZED(スペシャライズド)

CANNONDALE(キャノンデール)

どれもメジャーなアメリカンバイク。安定のメーカー達。フレッシュでスポーティーな印象があります。レースに強そう。高級感や老舗的なイメージは薄いかも。  

BIANCHI(ビアンキ)

欧州ではビアンキ。老舗中の老舗で定番的でありながら新鮮さを失わない。

イメージカラーのチェレステはややくどい印象を持つ人もいるかもしれません。

GIANT(ジャイアント)

今やロードバイクの超定番。高校生が通学に使っているのはほとんどこれといっても過言ではありません。それだけにプレミア感は一切ありませんが、コスパ、入手のしやすさは図抜けています。

 メジャー&プレミアム

こちらはフェラーリやポルシェといったイメージ。

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DE ROSA(デローザ)

COLNAGO(コルナゴ)

 中でも伝統と歴史を持つのがこの2社。押しも押されもせぬ、という感じでしょうか。

お安いエントリーモデルもラインアップされているのですが、高級なイメージがついて回ります。そういった意味で、おじさんが乗るとちょっといやらしい感じになってしまうかも。

Cinelli(チネリ)

個人的には上記ブランドと横並びにしたいメーカーです。特にクロモリ(鉄製)時代にはデローザとチネリは2大ブランドでしたがそれも30年前の話でしょうか。

最近では、エントリークラスにはポップですがチープなイメージが、ハイエンドはプレミアム感は高いのですがレースと一線を置いているイメージで、メジャー級とは言い切れない感じがします。

Pinallero(ピナレロ)

上記3メーカーに比べてしまうと新興メーカーな印象ですが、今や立派な大御所です。レースで速いイメージでは№1。

 準メジャー&ポピュラー

自転車に関心のない人には「聞いたことない率」がやや高くなるクラス。

その中で「ポピュラー」という言い回しも変ですが。

ですので、メジャー度が高そうな順に並べていきます。

またプレミアム感は★1~3個で表してみます。

両方ともあくまで主観ですが。

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GARNEAU(ガノー)★(=ルイガノロードバイクブランド)

FELT(フェルト)★★

RIDLEY(リドレー)★★★

KUOTA(クオータ)★★★

ANCHOR(アンカー)★★

SCOTT(スコット)★★★

MERIDA(メリダ)

ORBEA(オルベア)★★

willier(ウィリエール)★★

Panasonic(パナソニック)

 準メジャー&プレミアム

自転車に関心のない人には「聞いたことない率」がやや高くなるクラス。

実力と高級感ともに折り紙付きのメーカー。

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LOOK(ルック)

TIME(タイム)

CARRERA(カレラ)

伝統あるメーカー

耳なじみは薄いかもしれませんが伝統あるメーカー。

「CASATI」の画像検索結果

 

CASATI(カザーティ】

KOGA(コガ)

BOTTECCHIA(ボッテキア)

その他レースなどで活躍する実力メーカー 

耳なじみは薄いかもしれませんが国際レースなどで活躍するメーカー。

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BMC(ビーエムシー)

BH(ビーエイチ)

CANYON(キャニオン)

ARGON18(アルゴンエイティーン)

CUBE(キューブ)

FACTOR(ファクター)

LAPIERRE(ラピエール)

BOMA(ボマ)

  

上にあげたメーカーのバイクであれば

趣味のロードバイクとしては十分以上のものです。

 

まだまだたくさんの「本気」メーカーは存在しますが

これからロードバイクをはじめようとされる方が

選択する目安にはしていただけると思います。

 

 

それぞれのメーカーの位置づけのようなものが

なんとなくわかっていただけたら幸いです。

 

ここに載せてないメーカーで

どうなの?とか載せるべきでは?

というものがあったら

コメントお願いします。

 

over50roadbikers.hatenablog.com

自転車の種類について(4)MTB(マウンテンバイク)編

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今までロードバイククロスバイクについて述べてきましたが

MTBにも興味があるという方も多いかも知れません。

今回はMTBについて一般的な特徴を書いてみたいと思います。

仕様で見るMTBの特徴

スポーツバイクの中で


 ①27.5inchまたは29inchのホイール

  (古くは、もしくは今でも廉価なものには26inchのものも)

 ②フラットハンドル

 ③ディスクブレーキまたはVブレーキ

という仕様となっているのものが「MTB(マウンテンバイク)」です。

 

フレームの形状や素材

前後サスペンションの有無

ギヤの枚数やレシオ

タイヤの太さなどは

「MTB」の範疇での差異と考えて下さい。

 

但しMTBはロードバイククロスバイクとは違い

楽しもうとするフィールドや方法でかなり大きく仕様が異なりますので

「細かな差異」というわけにはいきません。

 

今回はロードやクロスとの対比を目的に

大括りに「MTB」について述べようと思います。

用途に見るMTBの特徴

 MTBはその名の通り

山で遊ぶために作られた自転車です。

 

土や泥、ガレ場といった未舗装路

段差の多いフィールドをクリアするために

頑丈なフレームに太いでこぼこしたタイヤ

軽いギア、サスペンションなどが装備されています。

 

ロードバイクで砂利道や草地に踏み込んだ場合

平坦路でも

タイヤが滑り

ハンドルが不安定になり

とても走っていられる状態ではありません。

土手の斜面を登ることなどできないでしょう。

MTBはそういう状況を軽々こなせる自転車です。

 

反面

舗装路をスピードを上げて走るには向きません。

 ①重い(ママチャリよりは軽いですが)

 ②タイヤが太くごつごつしていて走行抵抗が大きい

 ③悪路で安定させるためのポジションなので高速長距離は厳しい。

まとめ

MTBの特別なビジュアルが好みという方も多いと思いますが

ご自分の乗り方を思い描いて

未舗装路で楽しもうという明確な目的が見出せない場合は

ロードバイククロスバイクをおすすめします。

 

未舗装路のフィールドを見つけるのは意外と大変です。

 

細いスリックタイヤに交換するなどして

街乗り仕様にすることもできますが

コストや乗りやすさでクロスの方が有利です。

 

とはいえ

最終的には「気に入った自転車に乗る」が基本ですけれど。

 

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自転車の種類について(3)クロスバイク編

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クロスバイクとは

このブログを読んでいただいているのは

ロードバイクに乗ってみようと考えている方がほとんどだと思います。

(タイトルが「ロードバイク入門」ですもんね。)

そうはいっても

現実にはクロスバイクにするかロードバイクにするかで

悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

今回はクロスバイクを詳しく見ていくことで

自転車選びのお手伝いができればと考えています。

 

仕様で見るクロスバイクの特徴

スポーツバイクの中で

 ①700cのホイール(まれに26インチのものも)

 ②バー(フラット)ハンドル

 ③Vブレーキ(最近ではディスクブレーキのものも)

という仕様になっているものを「クロスバイク」といいます。

フレームの素材や形状

ギヤの枚数やレシオ

タイヤの太さ

などは「クロスバイク」の範疇での細かな差異だと考えてください。

また「ミニベロ」にホイールサイズ以外はクロスバイクと同じ仕様

というものもありますが

ここでは全て「ミニベロ」に分類しておきます。

 

用途に見るクロスバイクの特徴

ロードバイクには興味があるけれど

レースに出るわけじゃないし

街乗りには気を遣いそう

という方にぴったりなのがクロスバイクです。

ホイールやフレーム形状はロードバイクとほぼ同様で走りの楽しさを味わえる上

服装も自由に選べるし街中での乗り降りや駐輪に気を遣わなくていい

オールラウンドな自転車といえるでしょう。

 

反面ロードバイクと比べると

スピードや

長距離ライドでの体にかかる負担感

といった点で劣ります。

また汎用性の高さ故、趣味性が薄く

趣味としての自転車生活を考えるなら

ロードバイクに分があります。

  

具体的に見てみると

【メリット】

 ①フラットハンドルは街乗りに有利。

  ・ふらつきにくく取り回しが楽。

 ②ブレーキがかけやすい。

 ③Vブレーキは効きがいい。

 ④いろんなアクセサリーを付けても違和感が少ない。

 

【デメリット】

 ①フラットハンドルは長距離や坂にあまり向いてない。

 ②高速巡航にも向いていない。

 ③重い(ロードバイクに比べ)

 ④趣味の自転車って感じがあまりしない。

 

とはいえ

 ①100km程度のサイクリングは十分こなせますし

  逆にのんびり景色を見たり、おいしいものを食べたり

  気楽にお店に入ったりという点では

  ロードバイクより楽しいともいえます。

  また、一般にロードバイクよりギヤレシオが軽いため

   登りが楽(速さを求めない前提)ともいえます。

 ②自転車はやっぱりエンジンなので

  剛脚サイクリストのクロスバイクの方が

  貧脚サイクリストのロードバイクより速いのは当然です。

 ③④クロスバイクも高価なものやカスタマイズしたものは

  ロードバイクよりも軽かったりしますし

  それはすでに「趣味性の高いクロスバイク」だといえます。

 

ロードかクロスかは究極の命題ですが

自分の自転車の使い方を冷静に分析することと

でも最終的には自分の本当に好きな自転車を選ぶことが

大事だと思います。

  

では、今回はこのくらいにして

クロスバイク」にどんなものがあるか

楽しみ方のちょっとしたコツなどについては

今後紹介していきたいと思います。

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